鋼の錬金術師(2003) 第14話「破壊の右手」をテレ朝チャンネル1(CS-110)2018年09月19日(水)24時00分~と、キッズステーション(CS-110)2016年10月19日(水)19時30分~のソースで比較した所いくつかの傾向を確認出来ました。
あくまで調べたエピソードの話。テレ朝チャンネルとキッズステーション全ての番組に適用されるかは未確認。同じ番組を複数の局で比較する必要があるので、年単位で放送日に差があります。
全般的にテキスト単位で同じ箇所はほぼありません。効果音や激しい感情の無いシーンでも、漢字の使用やスペースの有無に差異が生じます。
こういう字幕って脚本のテキストから作っているのか、局側が耳コピしているのかどっちだろう。作品固有の専門用語にも適切に当て文字がされているのでなんらかの資料がある事は間違い無さそう。 脚本のテキストをコピペしてタイミングを調整しているのであれば、漢字と平仮名の使い分けがバラバラな事に説明が出来ないし。専門用語集を作って渡しているとか?それも非効率なような。
OPの歌詞の字幕については、デスノートOPのWhat's up,people?!でファックの部分が「FUxxx!」と書いてあったので歌詞カードからコピペしてタイミング調整している事は間違い無さそう。
youtube動画はこちら。音声は消してあります。
以下、具体的な説明が出来る相違点。
OPEDの歌詞字幕
鋼の錬金術師(2003)はOPEDに歌詞がありませんが、キッズステーション版は独自に歌詞の字幕を入れています。また、OPEDのクレジットに重ならないように字幕の位置も調整が入っています。 テレ朝ch版はOPEDに歌詞字幕はありません。
DEATH NOTE デスノート 第32話「選択」キッズステーション(CS-110) 2017年03月24日(金)18時30分~を確認したらこんな面白字幕が。
振り仮名の量
キッズステーション版は多くの漢字に振り仮名がついています。中央(セントラル)のような作品の固有名詞にも対応。
テレ朝ch版にも無い事は無いですが、キッズステーション版と比べると圧倒的に少ない。
キメの固有名詞に限っているのかと思ったが、「神の下(もと)に」の様な普通の漢字にも付いている。単純に、テレ朝chは量が少ない。
テレ朝chは調査したエピソードでは、6回しか振仮名を使っていませんでした。
キャラによる色分け
キッズステーション版は主役は黄色。準主役は水色。その他は白色。テレ朝ch版は色の使い分けは確認出来ませんでした。
台詞の役者名表示
キッズステーション版は台詞のキャラクターやキャラクターの口が画面に映っていなくて、誰が喋っているのか判断が難しいシーンでは、キャラクター名が括弧で表示されます。
(三人)のような特殊な場合も対応。
他に、街の子ども 民衆 ナレーション・アル のような細かいシチュエーションもキッズステーションは対応しています。
字幕に句点
キッズステーション版は字幕に句点が使われます。テレ朝ch版では確認出来ませんでした。また、キッズステーション版でも読点は確認出来ませんでした。
効果音
キッズステーション版は重要な効果音に字幕があります。テレ朝ch版では確認出来ませんでした。
説明がかなり丁寧
台詞にならない声
「あっ」「うっ」の様なはっきりしていない台詞はテレ朝chの方が多いです。
キッズステーション版も全く無いという事は無く、!マークが付くような台詞では字幕が付きます。
外字対応
字幕放送は任意のビットマップを外字として送信出来るが、キッズステーション版はこの外字を使用しています。テレ朝ch版では確認出来ませんでした。
本編での字幕の位置調整
キッズステーション版はOPEDで字幕がクレジットに重ならないように位置を調整しているのは前述の通りですが、同キッズステーション版は本編でも細かく位置調整を行う場合があります。
確認出来たのはこの1箇所だけですが、テレ朝ch版のゼロ件と比較すると有意な違いです。
CM開けの台詞が抜ける
鋼の錬金術師(2003)はEDの後に予告があります。テレ朝chではEDと予告の間にCMがありませんが、キッズステーションではCMが入ります。そして、テレ朝ch版では予告の全ての台詞に字幕が入っていますが、キッズステーション版ではCM開け最初のカットの音声に字幕が入っていません。
カットされた音声はタイトル、話数、サブタイの読み上げですので不要だから字幕が入らなかったとも取れますし、CM開けだから入れる事が出来なかったとも取れます。